【イベントレポ】創業110周年!“第4の変革期”を迎えた「ブラザー工業」から学ぶものづくりの考え方

創業110周年!“第4の変革期”を迎えた「ブラザー工業」から学ぶものづくりの考え方

こんにちは。ファクトリエ星が丘テラス店 店長の深井です。

毎月フィッティングスペースで開催しているものづくりカレッジ。

6月の名古屋店開催に登壇してくださったのは、日本が誇るものづくり企業「ブラザー(brother)」の新規事業推進部長 安井さんです。

ブラザーはプリンターを作っている会社だと思われている方も多いのではないでしょうか?実はそのルーツは“ミシン”にあるんです!

早速お話を伺っていきましょう。

ミシンの修理屋から始まった
ブラザー110年の歴史

今年で創業110周年を迎えるブラザー、始まりはミシンの修理屋さんでした。
1928年に麦わら帽子製造用環縫ミシンが誕生。ブラザーのものづくりの歴史はここから始まります。
麦わら帽子用のミシンを最初に開発した理由は、当時会社のあった熱田区で帽子の生産が盛んだったからだそうです。

麦わら帽子をつくる昭三式ミシン
(これが麦わら帽子をつくる昭三式ミシン)

3つの創業

ブラザーには「3つの創業」とよばれる3回の変革があったそう。それぞれ詳しく解説してくださいました。

①ミシン専業の時代

輸入ミシンの修復と部品製造をしていたそう。
儲かる仕事より、損をしない仕事をしていたとのこと。

②多角化の時代

ミシンを加工する時の技術等を応用した洗濯機やタイプライターの製造を開始。
このころ海外への販売網が拡充。
自分を型にはめてしまうような自己規定はせず、新たな技術開発に積極的に挑戦していたそうです。(ミシンにコンピューターを取り付けて、糸調子やエラーを調整するようなメカトロニクスの開発を行っていたそうです)

③情報通信機器の時代

“これからはPCが主流になる時代、マルチメディアの時代!”という想いから、TAKERU(PCゲームのソフトフロッピーの自動販売機)を開発。新しい価値創造に励んだ時代。多角化の整理の時期でもあったそう。まさに選択と集中ですね。

この「TAKERU」ですが、40代・50代の方は懐かしく思っている方も多いのではないでしょうか?しかし実は若い世代にもこのTAKERUは関係があります。

それはなんと、この「TAKERU」のシステムを応用してできたのが、あの通信カラオケJOY SOUNDだということ!
「TAKERU」を知らない世代には、JOY SOUNDと聞くと一気に親近感がわきますよね!

今は第4の創業に向けて試行錯誤の真っ只中とのこと。
これからの動きにも注目です!

時代の変化に合わせて多角的な事業展開をされてきたというお話から、ブラザー成功の裏側を少し知ることができた気がしたトークでした。

社名が「シスター工業」になる可能性があった!?

ブラザーという社名にもストーリーがあります。

最初は「安井ミシン商会」に始まり、創業者の亡き後、兄弟で力を合わせてやっていこう!という決意を込めて「安井ミシン兄弟ミシン商会」とし、1934年に日本国を豊かにしたい!という想いから「日本ミシン製造株式会社」、1962年には現在の「ブラザー工業株式会社」に変更しています。

3つの創業に合わせて社名が変わっているのが分かりますね。

ちなみに社名がブラザー工業株式会社になった際、「ミシンは女性が使うことが多いのでシスターにしようか?」という話もあったが、シスターは他に使っている企業があったためブラザーになった。というエピソードも聞くことができました!

今回のものづくりカレッジも、内容が濃すぎてここには書ききれないほどです・・・。

名古屋市瑞穂区にあるブラザーミュージアムでは、ブラザーが今まで開発してきた製品や、世界各国から収集したアンティークミシン等がご覧いただけます。
7月2日からは110周年企画展をやっているそうなので、ぜひ皆さん足をはこんでみてください!

名古屋店にものづくりファンが集合

安井さん、参加者の皆さま、どうもありがとうございました!
(写真中央にあるのは懐かしのブラザーの足踏み式ミシン。安井様に寄贈していただきました。)

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