【ファクトリエ社員紹介シリーズ Vol.3】緒方 由香利 ~商品企画担当は創業時からのボランティアメンバー~

緒方由香利の座右の銘は茨木のり子さんの詩

ファクトリエ 2018年4月入社の高田です。

新入社員だからこそ聞くことができる、これまで掘り起こされてこなかった社員の魅力を掘り起こすこの企画。

第3回目は創業初期からファクトリエを手伝っており、山田とは大学時代の留学仲間でもある緒方由香利をご紹介!

新入社員の自分だからこそ訊くことができる、これまで掘り起こされてこなかった部分まで掘り起こしてお伝えできればと思います。

<社員紹介シリーズ Vol.3>
緒方 由香利

緒方は現在商品企画担当として、各地の工場と密にコミュニケーションを取りながら商品を作ったり、生産管理をしたりしています。

ちなみに福岡県でも北九州寄りの出身。
姉御気質の方が非常に多いとも言われるエリアですが、確かに、商品企画業務にとどまらず、社内での気配りやサポート力がトップレベルで、社内をよくしようと日々色々な提言をし実行しています。

さて、それでは早速紹介したいと思います。

■フランスへ留学した大学時代~開発途上国で使える言語を~

まず、緒方のルーツを探ってみました。
福岡県出身の緒方は、大学時代にフランスへ留学しました。

ちなみに、この頃、福岡出身で周りに海外留学する友人もいなく、家族の中で海外へ行くのも自分が初めてだったのだそう。
その周辺環境ではかなりのチャレンジだったのではないかと思いましたが、「なんとなくずっと外に出たいと思ってた。」と緒方。

しかも、どうして英語圏ではなく、フランスを選んだでしょうか。
緒方はもともと、開発援助・国際協力に興味があり、アフリカ等開発途上国で使用されている言語を習得すれば将来役に立つかな、と考えたからだそう。

ちなみに、同時期にフランスに留学していたのが代表の山田です。
山田との出会いは、メンバーのなかで2番目に早かったんですね。
もちろん、この時はファクトリエを手伝うなどとは想像だにしていなかったことと思います。

■日本と世界をつなぐ仕事をしたい!

そんな緒方は、卒業した後は銀行に就職。
銀行では、日本の中小企業が海外と取引をするためのフォローなどをしていたそう。
その後、海外でのインターンシップ等を経て、商社のバックオフィスで貿易関連の仕事をしていました。

いろいろ話を聞いていると、最初の海外留学における思いから始まり、日本と世界をつなぐ、という軸がブレていないな、と感じました。

■ファクトリエにジョインしたきっかけ

緒方は創業初期のころに、友人としてオフィスに遊びに行っていたそう。
最初の頃はファクトリエのお客様として商品を購入したりしていましたが、そのうちボランティアとしてサシェ(匂い袋)をつくったりしていたそうです。
これがファクトリエを手伝い始めたきっかけ。
このサシェの存在をご存知でしたら、初期の頃からファンでいてくださっている証でもあり、本当に感謝です。

さて、そこから入社に踏み切った理由を聞くと、これまでのルーツに通じるものがありました。

「もともと日本の技術力とか日本の「良さ」を海外に伝えて役立てたいという気持ちがあったんですね。
その、自分の大きな目標はファクトリエで叶えられると思ったから。
しかもファクトリエが成功したら、ロールモデルとして海外にも当てはめられるので、その部分もすごくいいなと。
あとは、単純に働いているメンバーが楽しそうだったから。
実際働いてみて大変なことも多いですが、とても楽しいです。」

働くのが楽しい!そう笑顔で話す緒方を見て、改めてファクトリエに入ってよかったと思いました。
(手前味噌で申し訳ありません!)

緒方由香利のお気に入り

フォルツのドライタッチコットン七分袖ニットがお気に入り

色々なアイテムを展開しているファクトリエですが、スタッフはどんなものをワードローブやお気に入りにしているのか、その背景にあるストーリーと共に訊いていきます。

■商品企画に一番思い入れのあるアイテム・・・は愚問でした

開口一番「思い入れがありすぎて選べませんよ!多すぎて選べないな・・・」

と緒方。
商品企画として日々愛着を持って商品を作っている緒方に対して愚問でした。失礼いたしました。
代表の山田でも同じことをした覚えが・・・。取材って難しいですね。

そこで、取材の日に着ていたものを取り上げることにしました。
それは、ドライタッチコットン七分袖ニット。

■ドライタッチコットン七分袖ニットのお気に入りポイント

ポイントは胸元が美しく見える絶妙な襟ぐりの空き具合と生地に3本撚り合わせたスーピマコットンの程よいシャリ感が生む上質でドライタッチな肌ざわり。
また、洗ってもヘタレないのもポイント!とのことでした。

ちなみにこの商品、もともと緒方が欲しかった商品イメージを、ファクトリエのファンの皆様にも気に入っていただけるよう試行錯誤し、工場とともに開発したそう。

作る際に特に大変だったところは、ポイントでもあげた襟ぐりの空き具合。
詰まり過ぎてもだめ。空きすぎてもだめ。
また、リブの細さを調節したり、スリットを前後さにどのようにつけようとか工場の方と何度も何度も試作品を作り、やっと完成したそう。

緒方の思いが詰まったこのアイテム。
確かに、一枚で着ても上品なフェミニンさと、スッキリとしたシルエットがとても美しいと人気です。

【商品概要】
Factelier by FORZE
ドライタッチコットン七分袖ニット
カラー:ネイビー
¥13,824 (税込)

<座右の銘>
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

フォルツのドライタッチコットン七分袖ニットがお気に入り

その人が生きる上で支えにしている言葉、道しるべのような言葉、ファクトリエのスタッフが大切にしている言葉と、なぜそこにたどり着いたかを訊いていきます。

■「自分の感受性くらい自分で守ればかものよ」

緒方の座右の銘は茨木のり子さんの詩です。
高校生くらいのころ出会った戦時中に書かれた詩なんだそう。
これを選んだ訳を詳しく聞いてみました。

「戦争って否応なく巻き込まれてしまうもの。
そうやって娯楽がなくなっていく中で、ついつい全てを周りのせいにしてしまうこともある。
そんな時にでも、自分の感受性くらい自分で守ろうよ!っていう詩なんです」

「現代に照らし合わせると、大人になるにつれて良くも悪くも空気読もうかとか、ちょっとずつ自分のやりたいことを諦めたりとか、自分の可能性の限界を決めちゃったりとか、このくらいかなって考えちゃうこともあると思うんですよね。
でも、この詩を読むときちんとしようって、まあ背筋が伸びるというかそう思うかな」

緒方が高校時代から大切にしてきた座右の銘。
私も全文を読ませてもらい、背筋が伸びました。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。
早速買ってみようと思います。

緒方由香利の“語れる逸品”

緒方由香利のお気に入りはフランスで買ったバッグ

気がつくといつも傍らにあるもの。
それは、仕事の相棒のような存在のもの、なぜか捨てられずにずっと使っているもの、ここぞというときに使っているもの、色々あると思います。
ここでは、そんな”語れる逸品”について訊いていきます。
また、あえて”ファクトリエのアイテム以外”という条件をつけています。

さて、緒方が取り出したのは、革がくたって味が出ている斜めかけのバッグ。
このバッグにどんなストーリーがあるのか探ってみました。

緒方由香利のお気に入りはフランスで買ったバッグ

緒方のお気に入りの逸品は、フランス留学中に小さな町で見つけた購入した斜めかけのバッグ。
防犯のためにも斜めかけのものを探していた時に出会って、革の色が気に入って購入したということですが、こんなに長く使うと思っていなかったそう。

長く使っているのは、留学という中での思い出があったからかと思いましたが、自分でも良くわからないけどずっと使っているとのこと。

なるほど、それではよほど使いやすいのかと思いきや、むしろ使い難いのだそう。
だんだん混乱して来たのですが、もう一歩踏み込んで聞いてみました。
すると返ってきたのは、こんな回答でした。

「他になにかいいものがあったら買い直そうと思ったりもしたんですけど、いつの間にか愛着が湧いちゃったんですよね・・・」

最後に、思わず耳を疑ったオチがありました。

フランスで購入したにもかかわらず、タグの品質表示が日本語だったのです。

海外でたまたま出会って、フランス製だと思って購入したバッグの品質表示がたまたま日本語とは驚きです。
フランスで日本製のタグに出会うというのも、やはり、なにかメイドインジャパンに対する縁があるのかもしれませんね。

今回の社員紹介はいかがでしたでしょうか?

緒方と山田の関係性も面白いですよね。

他の社員も含めて、こんなことを訊いてほしい!などのご要望ありましたらお気軽にご連絡ください。

それではまた次回をお楽しみに!

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