【アパレル工場探訪. Vol13】都心で「糸から製品まで」を叶えたニット工場

ファクトリエが提携するアパレル工場の方々に、ものづくりにかける想いやこれまでのストーリーや想いをお伺い紹介するコーナー「Factory」では、様々な日本のものづくりの現場をお伝えしています。

今回は、東京都板橋区にあるニット工場、「バーンズファクトリー」をご紹介します。

都心で「糸から製品まで」を叶えたニット工場

東京都・板橋区で2010年に創業した株式会社バーンズファクトリー。東京都内で縫製・編みを行う工場で、両方の作業を都内で行う工場は珍しいこと。
なぜバーンズファクトリーは、世界有数の過密都市、東京都23区に工場を構えたのでしょうか。

「縫製と編みが両方揃えば勝負できると思った」

編みと縫製を自社で一環して行う工場が東京都内にあれば、色々な人に気軽に来てもらえる。

またクライアントのお客様の元にすぐに向かい、細かな打ち合わせを直接することができる。

だからこそバーンズファクトリーは東京に拘ったそうです。

当初は小規模の設備でスタートしましたが、バーンズファクトリーにしかできない縫製技術や営業力を活かし、2014年には国産ニット製品・テキスタイルの見本市「ジャパン・ベストニット・セレクション2014」にてグランプリに選出されたほど。

彼らのプライドと本物のものづくりが結果につながった瞬間です。


グランプリ受賞作品

“糸から製品まで”

一本、一本の糸を大切にし、自社の工場で丸編みをおこなっているバーンズファクトリーは、「糸」という原料からコントロールをする受注生産体制を確立しています。
そのため10メートル以上から2メートル毎の細かな納品を実現し、不要な在庫リスクを軽減しています。また東京都内の自社工場内で企画/生産をおこなっているため、打ち合わせから納品まで迅速な対応を可能にしています。

代表の松浦永さんはこう語ります。

「やはりモノづくりに携わる立場として、糸が生地になり、それが縫製され、最後に製品として工場から出て行くまでを見届けられるのは一つの理想ですね。また、都内の23区には企画から納品まで一貫して行っている工場がなかなかないので、ある意味それで多くの方に知ってもらえていることもあり、とてもプラスになっています。弊社に来られたみなさんは「都内にこんな工場あるんですか?」と口を揃えておっしゃいますね。」

誰よりも生地のことをよく知っている

バーンズファクトリーが徹底的に拘っていること、それは「着やすさ」です。高い縫製の技術を活かして見事な風合いを生み出し、価格に見合った製品を提供しています。
バーンズファクトリーの縫製部隊は技術力だけでなく、自社の生地について熟知しているため、製品の完成度は他の工場に比べ圧倒的です。

現状に満足しない

バーンズファクトリーは「いいものをつくること」にとことん執着しています。
だからこそ一切の妥協を許さず、常にベストを尽くしています。現状に満足せず職人同士が話し合い、常に「今以上」を目指す。自分の持っている技術を惜しみなく教えあうことで日々新たな技術を開発しています。この向上心こそが、バーンズファクトリーの1番の強みなのかもしれません。

熟練した技術をしっかりと引き継ぐ

バーンズファクトリーでは現在、老若男女問わず、様々な方が働いています。定年を迎える職人の熟練した技術をしっかりと受け継ぐために、若い人向けのインターンシップなどの次世代に向けた取り組みにも積極的に乗り出そうとしています。


いかがでしたか。

いかに優れた技術も、それを引き継ぐ人なくして存続し続けることはできません。
Made in Japanを過去のものにしないためにも、こういった次世代への取り組みの重要性は、日に日に増しています。

#タグ

関連の記事

Follow Me!