「もう悩まなくいい。体型に合わせたコーディネート術、プロが教えます。」を銀座フィッティングスペースにて開催いたしました。
講師として文化服装学院で講師をしていらっしゃる川井佐江子先生を迎え、参加者の皆さんの体型やコーディネートに関するお悩みに答えるイベントです。
まず参加者皆さまの自己紹介から始め、それぞれの、体型やコーディネートのお悩み、また最近はまっていることもお話しいただきました。
そんな悩みに関する川井先生のお話をご紹介します。
コンプレックスを隠そうとしないこと
▼川井先生：
「体型カバー」というのは、コンプレックスを隠すというように捉えられがちですが、コンプレックスを隠すのではなく、コンプレックスを和らげるような、その人の持っている魅力を十分に引き出すテクニックのこと。
それこそが本当の体型カバーです。
どういうようにコーディネートしたらすっきり見えるのかなどアドバイスをさせていただきます。
-悩みのケースを4つに分類し紹介。
①150cmで背が低く、下半身が太い、おしりが大きい
②163cmで骨盤の傾き、おしりが垂れている
③163cmで脚全体が太い、腿が前に張っている
④164cmでウエストが太い、胴の厚みがある
▼川井先生：
それではそれぞれのケースごとに見ていきましょう！
①150cmで背が低く、下半身が太い、おしりが大きい
肩幅に対して肩とお尻がバランスよく整っていると全体のシルエットがすごくきれいにみえます。
穿いていただいたのは、こちらのアイテム。
小柄でウエストも細かったので、このサイズだとウエスト周りが少し大きめで丈も少し長めのように感じますが、私自身としては、このスカート丈がこのかたにあっているなと感じます。
【1:2】のバランスというものがあり上半身を【1】と考えたら、下半身はその2倍のバランスがすっきり見えます。
■ポイント:背が低い方は1:2のバランスでコーディネートをする。
②163cmで骨盤の傾き、おしりが垂れている
▼川井先生：
おしりについてや、ふくらはぎのついては参加者の方々の中にも多くお悩みを持っている方がいらっしゃいましたね。
この方にはタイトスカートを履いていただきました。
骨盤の高さの違いがはっきりと出てますね。
ウエストが斜めになって、さらに前上りになっています。
骨盤のズレや歪みはスカートを履くとよくわかります。
スカートのファスナーが前にきたり後ろにきたりすることありませんか？
そういったものは、骨盤の歪みの表れとなります。
このタイトスカートは、すっきりとしたラインのため横から見てもお尻の垂れ具合はそれほど気になりません。
③163cmで脚全体が太い、腿が前に張っている
▼川井先生：
全体のバランスとしては、日本人の標準体型に非常に近い方です。
この方にはボックスのスカートを履いていただきました。
スカートに縦のラインがあることによって目線が縦に行くので身長が高く見える効果もあります。
また、この縦のラインがちょうどお腹の下の部分で縫い止まっています。
これによってお腹周りがすっきり見えますのでお腹周り気になっている方にオススメです。
■ポイント:脚の太さが気になる人は、縦ラインを利用する
④164cmでウエストが太い、胴の厚みがある
▼川井先生：
ウエストが太いことによる、寸胴なイメージの体型がお悩みです。
この方には、こちらのタックスカートを履いていただきました。
体の幅がある方が着ると、ここのタックがどうしても開いてしまいます。
きれいに着こなしていただくには、ワンサイズ上げて、さらに、収縮色である暗い色をお召しいただければと思います。
膨張色の特性を利用するのも効果的です。
膨張色は広がって見える特性がありますよね。
広がりは横にも広がるんですけど縦にも広がるので上に羽織るものなどで脇を締めていただいて、縦のラインを出していただくとこのような体型の方がこのスカートを着てもすっきり見えるようになります。
■ポイント:体の厚みが気になる方は、色による縦の広がりを利用する
様々なファクトリエのスカートを使いながらご紹介いただきました。
▼羽田野：
皆さま真剣にメモを取ったりうなずいたりして聞き入っておりました。
コーディネートのお悩みに関して、まだまだ続きます。
イベントの後半は、後日続編にてお伝えさせていただきます。
