安心安全かつ物語のあるベビー服を。オーガニックコットンへの愛が半端ない木村さんの話。

こんにちは!
ファクトリエ公式アンバサダー第2号に就任しました、井手 桂司(いで・けいし)です!

プロフィールにもありますが、ブランドエディターとして「いい会社」への共感・愛着・応援の輪が広がる活動をお手伝いしています

ファクトリエはまさに応援したい会社!

ということで、日ごろウェブメディアなどでの執筆もしている経験から、工場ツアーのレポートやその他ものづくりで伝えたいことを、ここで発信していきたいと思います。

さて私として記念すべき第1回の記事。ぜひ楽しんで読んでいただければと思います。


ファクトリエ主催のベビー服工場
小林メリヤスへ工場見学!

「私ね~、オーガニックコットンについて語りだすと、止まらなくなってしまうんです(笑)」

そう照れ笑いを浮かべながらおっしゃったのは、「cofuku」というオーガニックコットンを使用した日本製ベビー服のファクトリーブランド立ち上げている小林メリヤス代表・木村 彰さん。

「だから、オーガニックコットンが良いんですよ!」

…と、ことあるごとに、目をキラキラさせながら、オーガニックコットンへの想いを語る木村さん。

オーガニックコットンを使うことで、ベビー服を着るお子さんに最大限の安心安全を届けることはもちろん、オーガニックコットンを通じて、児童労働や環境問題といった社会課題にも貢献していきたい。

工場というと、黙々と作業に没頭し、口数が少ない職人気質な寡黙な感じの方が多いのかなぁ…と思っていた僕のイメージを完全に吹き飛ばす、エネルギッシュで情熱溢れる方でした。

当たり前かもしれないけど、やっぱり、日本には僕の知らない「いい会社」がまだまだ沢山あると痛感します。


今回、ファクトリエが企画する工場見学ツアーで、小林メリヤス、そして木村さんと出会うことができました。

日本のものづくりの復活をミッションに、日本各地の技術と情熱をもった工場と連携して世界に誇れるMade in Japanのブランドをつくることをビジョンに掲げるファクトリエ。

「このままでは、日本のものづくりが衰退し、国内から技術をもった職人や工場が消えてしまう…。それは、日本の文化が失われることだ。」

「日本のものづくりを未来に繋げるためにも、技術と情熱あふれる工場の方々と一緒になって、日本のモノづくりの素晴らしさを世界に伝えるファクトリーブランドを育てたい。」

「そして、ただモノとして消費するだけでなく、長く愛着をもって使っていただける物語を届けたい。そうすることで、消費のカタチを変えていきたい。」

昨年末に朝渋(朝の勉強会)で、代表の山田さんの講演を聴いてから、ファクトリエの存在は、ずっと自分の働き方や生き方を考える上で、大きな存在になっていました。

銀座にあるストアで行われるイベントにお邪魔させていただりしていたんですが、ファクトリエの皆さんが言う『技術と情熱あふれる工場の方々』には一度もお会いしたことがなかったので、現場に足を運び、山田さんやファクトリエの皆さんが惚れ込んでいる人たちとはどういう方々なのかを自分の目で見てみたいなぁと思い参加したわけです。

ということで、少しだけ、今回の工場見学ツアーのレポートを書かせてください。


自然豊かな南アルプス山脈の麓に
小林メリヤスの工場はある

JR甲府駅で待ち合わせをし、木村さんの車で向かった先は、工場かと思いきや…

フルーツ狩りです(笑)

せっかく山梨まで来てくれたんだから、地元の魅力も味わってほしいとのことで、工場の近くにある農園にご案内いただきました。

人気のシャインマスカットも沢山実っていて、こちらでは、市場価格より遥かに安い値段で購入することができます。

「是非、皆さんに食べてほしい!」ということで、シャインマスカットにブドウ、ナシ、モモと木村さんから次々とフルーツを振舞っていただきました。まるで観光ツアーガイドのような、木村さんのホスピタリティにいきなり感動です。

その後、今回の目的地である小林メリヤスに移動。まず、工場の玄関で出迎えてくれたのが…

アルパカちゃんたち。

「cofuku」では、オーガニックコットンをベースに、厳選した天然素材をブレンドしています。その一つであるアルパカが登場です。

はじめに、木村さんから「cofuku」への想いや、オーガニックコットン畑から、紡績工場、染色工場を通じて、ベビー服が仕上がるまでの工程などをお話しいただきました。

小林メリヤスでは、提供する商品がオーガニックであることを証明するために、いわゆるトレーサビリティ(生産履歴情報)をすごく意識しているとのことで、コットンを栽培する農場主から、国内の紡績工場、製造工程に至るまで、ものづくりを一緒におこなっている生産者の顔が見える取り組みしているとのことです。

その後は、木村さんに連れられて工場内へ。

なにがスゴイかって、木村さんが全行程を基本おひとりで案内すること…!!

もちろん、パートごとに作業をされている職人の方々に話を振ったりされるんですが、工場ツアーのガイドとして、小林メリヤスがこだわっていることを熱く語り通してくれるんですよ。

「この機械は、50年以上使っているんですよ。それなのに正確なリズムで編み地を生み出しています。長年使ってるからこその味わいがでてくるんですね!」

「編みあがった各パーツは組み立てに入る前に、安定した状態にするために洗濯して高圧スチームによって整えるんです。ほら、洗う前と洗った後だと全然違うでしょ!」

といった具合に、自分たちのモノづくりに対する情熱と誇りがほとばしってらっしゃるんですよね。

そして、ニット独自の作業である「リンキング」を、実際に体験させていただきました。

リンキングとは、非常に細かい網みの目をひと目ずつ正確に針を刺して、服のそでなどを付けていく作業です。リンキングされているのと、されていないのでは、生地の馴染み方に大きな差が生まれます。

ハッキリ言って、想像以上に難しかったです。というか、こんな細かい作業を集中してやり続ける根気がもちませんでした。職人の皆さんは、この超細かい作業を、凄まじいスピードでやり続けることができ、これぞ匠の技だなぁ…と唸ってしまいました。

ちなみに、小林メリヤスには、毎年、地元の小学生のみなさんが職場見学にいらっしゃるそうです。昭和24年の創業以来、地元の方々にお世話になっているからということもあり、雇用も含め、できる限り地域に貢献したいという想いをもつ木村さん。

見学に来た子供たちに熱くオーガニックコットンやものづくりについてお話する姿が目に浮かびます。

そして、最後に、ストールの藍染め体験という企画まで、ご用意していただきました。

「cofuku」は環境にやさしい染色方法をするということで、染料と製法にも、こだわりをもってつくられているそうです。

この企画。思った以上に、楽しかったです(笑)

そして、この藍染めしたストールは、小林メリヤスの機械で乾かしたあと、参加者一人ひとりの自宅まで郵送で届けてくれるとのこと。

工場見学の後は、懇親会ということで、山梨名物のほうとうを食べに行き、最後は甲府の駅まで丁寧に車で送ってくれた木村さん。

その凄まじいホスピタリティマインドと、ものづくりへの情熱に、一日にして、僕は大ファンになってしまいました。


銀行員から工場勤務へと転身した
木村さんのストーリーにもグッときました

そんな木村さんですが、奥さまのご実家が小林メリヤスとのことで、ご出身は京都とのこと。

もともと奥さまのお姉さんが工場で働いていたそうで、そのお姉さんが嫁ぎ、工場を離れることになったため、ご夫婦で就職することになりました。

木村さんは、当時28歳で、それまでは銀行員。奥さまもアパレル関係の仕事ではなかったそうです。そこから、ニットや繊維業界について学び、オーガニックコットンと出会い、様々な方の協力を受けながらも、ご夫婦で小林メリヤスを盛り立ててきました。

人生って、何が起こるのか、本当にわからないですよね。

その木村さんが、日本のものづくりについて日々考えている中で、「すごく面白いヒトがいる!」ということで、自分から会いに行ったのが、ファクトリエの山田さんだったそうです。

今では、デニムやシャツなど、ファクトリエの商品を愛用し、自分もファクトリエが提携している他の工場の見学ツアーに参加したいとおっしゃってました。


自分の子どもが大人になったときにこそ、
ベビー服の価値が生まれる

最後に、僕がすごく印象に残っている言葉があります。

「ベビー服って、愛着を持って長く使いたいと思っても、子どもが大きくなったら、他の人にあげるか、捨てるしかないじゃないですか。そこらへんって、木村さんはどう思われますか?」

この質問に対する木村さんの答えが、とてもステキだなと思ったんです。

「是非、捨てるとか、誰かにあげるでもなく、ベビー服をずっと大切に持っておいてほしいんです。その子がどんどん育っていくなかで、ベビー服を見返すと、昔はあんなに小さかったのにと思いだすことができる。そんな気持ちを呼び覚ますことができるのがベビー服だと思うんです。」

単純にモノとして消費されるものではなく、物語をお届けして、愛着をもってほしい長く愛用してほしい。

まさに、ファクトリエのスローガンでもある「BEAUTIFUL WITH A STORY」そのものだと思いました。

『大量消費から、愛のある消費へ。』

自分も「日本のものづくり応援団」として、そんな価値観を、もっと世の中に広めていきたいと思うのでした。

木村さん、小林メリヤスのみなさん、そしてファクトリエのみなさん、ありがとうございました!
(Factelier by cofucuとして、ファクトリエでcofukuの商品を購入可能です)

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