【工場ツアーレポ】名古屋の2工場・葛利毛織工業と今枝メリヤスを知り尽くす!

ファクトリエ公式アンバサダー第4号に就任しました、名古屋在住の名村宅司です!

普段は住まいの関係で、ファクトリエ名古屋星が丘テラス店によくお邪魔して、イベントや日本のこだわりのものに触れて学んでいます。

名古屋初の公式アンバサダーということで大変うれしいですが、名古屋らしい情報もお届けできたらと思いますので、何卒よろしくお願いいたします!

愛知だからこそ!?
1回の工場ツアーで
2つの工場を回れるという贅沢

今回の工場見学は葛利毛織工業さんと今枝メリヤスさんの2つの工場に行ける回。

愛知県はファクトリエと提携している工場が多いのと、特に一宮は繊維産業が盛んな街ということもあって、贅沢なツアーとなりました。

集合場所は、尾張一宮駅

葛利毛織工業さんと今枝メリヤスさんに向かうグループで、2手にわかれていざ出発。
自分たちのグループはまず葛利毛織工業さんへ行きました。

天皇陛下がパラオ訪問時に
着用していた服と同じものが!

葛利毛織工業さんは、スーツの生地を主に作っている工場。
最初に生地のサンプルを拝見。

そこには天皇陛下がパラオに行かれた時に御召しになられていた服と同じものがあったり、ビキューナというとても高価で貴重なものを見せていただき、いざ工場へ。

パンフレットを見ながら順番に経糸づくりから見学。
その途中、綜絖通し(そうこうどおし)という工程を体験。

小さな穴に糸を通すのですが、これが難しい。
この作業をこれを一つの生地で千数百回するそうです。

根気がいりますし、また目が疲れてしまいそうですが、職人さんは目で見てではなくて手に取った感覚でやると聞いてただただ驚き。

横糸も準備し、いざ織る作業へ。

作業は1年で覚えられる
でもそこからがスタート

ガチャンガチャンとシャトルが左右にスライドし、少しずつ出てくる。
1日、10メートルほどしかおれないが(最新のは50mぐらい)

柔らかくしなやかなものができあがる。

この後、質問に答えてくださいました。

「特に印象てきだったのが一人前になるのにどれくらいかかりますか?」

という質問に対して、

「一通りできるようになるのは一年あればなれますが… そこがスタートラインなんです。この仕事にゴールはありません。」

と答えが返ってきた時、改めて物作りの奥深さを痛感しました。

最後に「会社を長く続けいける秘訣は?」とお聞きしたところ、

「現状維持では絶対に下降線をたどるので挑戦し続けること」

と仰ってました。

取引先や、お客様などとアイデアを出したりもらったりしながらまずやるのが大事だ、とも。

1つ目の見学が終わりもう一つのグループと一緒にランチタイム。

和気あいあいと談笑しながら美味しく頂き、いざ2つ目の今枝メリヤスさんへ。

「本物を長く使う」
今枝メリヤスさんの想いを聞く

今枝メリヤスさんは、丸編み機という機械で主に肌着などを作っている工場です。

名古屋店にも同じ物があるのですが、やはり何台も稼動していると迫力が違います。
後、今枝さんは名古屋店でお会いした事があるので少し気が楽。

その後、ほぼ初体験のミシン掛けをやらせてもらい、予想通り斜めになりました笑。

最後に別の建物に移動し、模型を使って改めて編み方などを教わっていると社長さん登場。

僕らに伝えておきたい事があるそうで、話を伺うと、

「最近は、食べ物や着る物何でも安いものが良いとされているが、高くてもいい物を長く使う方がトータル的に安くなるのでいい物を使っていただきたい。本物を見る目を持っていい物を使って頂きたい。」

というお言葉をもらい、この工場ツアーの締めの言葉になりました。

また参加したい工場ツアー。

みなさんもものづくりの奥深さや魅力を感じられるこのツアーに参加してみてくださいね!

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