【アパレル工場探訪Vol.20】専業だからこだわり、チャレンジする。古くから繊維産業が栄える香川県のシャツメーカー

ファクトリエが提携するアパレル工場の方々に、ものづくりにかける想いやこれまでのストーリーや想いをお伺い紹介するコーナー「Factory」では、様々な日本のものづくりの現場をお伝えしています。

今回は、古くから繊維産業が栄える香川県西部のシャツ専業メーカー「OGITA SEWING LABORATORY(荻田縫製研究所)」をご紹介します。

消えることのない強いものづくりへの想いから
地場産業を盛り上げる工場を再スタート

香川県西部では、江戸中期から質の高い砂糖・綿花・塩が生産されていました。
3つの色合いから“讃岐三白”と呼ばれるようになり、特産品として今も収穫されています。
こういった背景から、かつては製綿や縫製などの産業が盛んでしたが、近年では縮小や廃業を余儀なくされる工場が少なくありません。

荻田縫製研究所も例外ではなく、2002年に自社での国内製造をストップしました。しかし、ものづくりへの強い気持ちが消えることはなく、三豊市の本社工場を2011年に再稼働。

荻田縫製研究所の工場長の岡村さんは、

「縫製業を牽引しながら、地場産業の再生に貢献していくことが私たちの目標」

と、おっしゃっています。

専業だからこそこだわり、
多様なデザインにチャレンジする

2011年の再稼働以降は、主にドレスシャツを手がけていました。
そこから少しずつラインナップを増やし、カジュアルシャツやレディースブラウス、さらには特種素材を使用したアイテムなど、多品種小ロットでの生産を行うことで、メンバーの技術を向上させています。

レディースはデザインが豊富であり、高い縫製技術も必要とされますが、社員全員が一丸となることで課題をクリア。荻田縫製研究所には、様々な分野でノウハウを蓄積し幅広いアイテムを生産できる体制が整っています。

若手から海外実習生まで全員で盛り上げる
グローバライズな環境

工場の平均年齢は現在39歳。
18歳から61歳までのメンバーが在籍(男性7名・女性25名)しています。
パターン、生産管理、検品、出荷の各部門が密に連携を取り、効率的な生産体制が構築されています。

荻田縫製研究所では4年前から新卒採用を実施し、若い人材の育成にも力を注いでいる。

「数年後には管理者として部門を引っ張ってもらいたいと思っている」

この言葉からは、若者の成長に期待しながら、全員が一丸となって盛り上げようという工場の雰囲気が感じられます。

また、海外からの実習生の受け入れも推進し、現在はベトナムから5名の学生を誘致。
異国の地であっても気持ちよく仕事ができるグローバライズされた環境作りにも抜かりはありません。

自分たちが本当に納得できるからこそ
お客様にも喜んでもらえる。
“全員で創りあげる良い工場”

工場長の岡村さんは、自分たちもお客様にも本当に納得のいく商品を作り続けるためには、工場全体の底上げが重要だとおっしゃています。

「自分たち、そしてお客様が本当に納得できる商品を安定的につくり続けていくためには、全てのメンバーが熟練した技術を身につけることが欠かせません。
ドレスシャツの厳しい品質基準をクリアした縫製、特種素材・変形物といった多品種への適応、アタッチメントの適切な取り付けなど、カバーすべき技術は広範囲に渡ります。技術習得には多大な時間を要しますが、こだわりを詰め込んだ商品をより多くのお客様にお届けするために、工場全体の底上げを図っていきます。」


今の世の中には、作り手と売り手の都合が優先された結果、実売価格と品質のバランスが取れていない商品が市場に溢れ返っています。

荻田縫製研究所ではその状況が長らく続いていることに疑問を抱き、「作り手・売り手・買い手」の三方が幸せになる社会をつくろうとしてきました。

これはファクトリエの行う日本の工場と二人三脚でものづくりに取り組み、関わる人全ての人たちの日々を豊かにすビジョンと重なり合うところがあります。

だからこそ、同じ志を持ってものづくりを行っている荻田縫製研究所からは、より良い商品と未来を作りたいという熱い想いがひしひしと伝わってきました!

ちなみに今週は荻田縫製研究所のシャツの新商品が入りますので、ぜひご覧になってみてくださいね。

今日の工場探訪はここまで。
それでは、次回もお楽しみに。

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