ギフトシーズン真っ只中ということで、日々「語れるもの」と暮らしている皆さまは、語れる「ギフト」を探すことにもきっと余念がないことかと思います。
大切な方からのギフトでもらって嬉しいものの一つに「ジュエリー」があると思います。
ジュエリーといえば宝石等の貴石をあしらったものが多く、質の良い宝石は海外で採れることがほとんどというイメージもありますよね。
実は、現代の日本でも宝石は採れます。
(ご存知の方多いかとは存じますがご容赦くださいませ!)
今回は、岩手県久慈市で採れる「琥珀」についてお話したいと思います。
群を抜いて長い年月をかけてできた、久慈の琥珀
琥珀とは、樹液に含まれる物質の一つが長ーーい年月をかけて結晶化(化石化)したものです。
宝石の多くは鉱物もしくは動物由来に属するものがほとんどの中、植物由来の宝石である琥珀はかなり珍しい存在といえるそうです。
日本以外でもドミニカ共和国やバルト海沿岸、中国などで採れています。
久慈の琥珀最大の語れるポイントは
約8,500~9,000万年前(白亜紀:恐竜のいる時代)の樹液が固まったものということです。
久慈以外の産地の琥珀が約2,400~4,000年前のものがほとんどとのことなので群を抜いて長い年月を経ていることになりますね。
色もとろりとした茶褐色なのが特徴です。
(ドミニカ共和国産などは淡い黄色~蜂蜜色のものも多いそうです。)
とても軽く、樹脂でできているため身に着けた際に温かく感じるそうです。
久慈の琥珀は採掘から加工、販売まで一貫して久慈で行っているところもあり、まさに日本発のジュエリーといえそうですね。
鉱物に対する硬さの尺度「モース硬度」では2~2.5、宝石としてはやややわらかめな分類入ります。
久慈ってどんなところ?
さて、そんな久慈について少しご紹介。
岩手県久慈市は北三陸に位置しています。
東京からのアクセスは新幹線で八戸駅まで行き、IR八戸線で久慈駅まで向かう方法等があります。
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年放送)の舞台にもなっており、海・山などの自然を楽しめる風光明媚な場所です。
「北限の海女」が活躍している場所でもあるので、海産物も豊富です。
駅やお店、道すがらでも久慈の方々のあたたかさを随所で感じることができます。
ぜひ一度訪れてみてくださいね。
【参考】
・久慈市観光物産協会
http://kuji-kankou.com/index.html