東京随一のラグジュアリードレス工場「マーヤ」。工場紹介ページ作成の取材に同行!

ファクトリエのサイトには、作り手の工場を紹介しているページがあります。いつもは「工場のこだわりや強みを活かせるのはどんな商品なのか」を工場長や社長と議論しながら仕事を行っている私ですが、工場紹介ページを作成するためのインタビューや写真撮影に同行するのは今回が初めて。

新たな発見を期待して、マーヤさんの取材に同行しました。


社名の由来は、お釈迦様のお母さん

商品開発の話をしている中でマーヤさんの強みや特徴などはすでに理解しているつもりでしたが、今回の同行で自分の認識の浅さに恥ずかしさを覚えました。

これまで何の疑問も感じていなかった社名の由来を知れたのも、今回の収穫の1つ。マーヤさんは現在の社長が2代目で、創業したのは社長のお父様にあたる先代です。50年ほど前、先代は工場の近くにある西新井大師の神主さんに命名をお願いしたそう。神主さんが命名に迷う中、ヒントになったのが、お釈迦様のお母さんの名前です。

お釈迦様のお母さんの名前は、マヤ。キリストのマリア様にあたる存在ですね。当時から工場に女性が多かったため、先代はこのワードにピンと来たとのこと。語呂を良くするために伸ばし棒を入れ、“マーヤ”になりました。当時、西新井大師の神主さんがカタカナの名前をつけたのは初めてだったそうです。社名一つにもストーリーがあるんですね!


目を奪われるミシンテクニック

次にお伝えしたいのは、ミシンと技のすごさです。皆さん、メローロックってご存知でしょうか? ご存知ないですよね。ご存知ないのが普通なんで安心してください。私なりにかみ砕いて説明させていただきます。

ミシンを使ったロック(布端を縫い処理すること)の一種で、生地の端を巻かずに、ほつれ止めすることです。糸をきれいに整えて華奢な表情が出せるのが特徴です。生地の端は何もしないと縦糸と横糸がどんどんほつれてしまいますよね。それを食い止めるためのミシンテクニックの一つがメローロックなんです。

端的に言うと、華奢な仕上がりの布端処理の名称なのですが、このミシンテクニックは誰でも簡単にできるものではありません。今回の取材で、私は改めてメローミシンを駆使している職人の技をじっくりと見ました。

ジーーーーーーーーーーーー。私、見すぎです。でも、思わず見入ってしまうほどに繊細なんですよ。全長でメートル単位に及ぶ生地を一分の隙もなく、途中で休憩を挟むことなくミシンを踏み続けるのです!

ブラウスの裾はすべてメローミシンで仕上げています。

取材同行を通して一番心に残ったことは、社長、奥様、工場長である息子さん、そして今回の取材にはいらっしゃらなかったお嬢様を含めたご家族の仲の良さ。その雰囲気は工場全体に浸透していて、社長や奥様、工場長が社員さんに接しているときの温度感がまるで家族なんです。

年配社員のお孫さんのこととか、若手の方の生活状況とか、皆さんの家庭環境を熟知されていて、そこに対する気遣いが本当にすごいと思いました。ミシンは機械ですが、それを操るのは人。同じ機械を使っていても、人の想いが洋服に現れるのですね。

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