婦人服の縫製を中心に洋服作りに取り組んでいる工場「マーヤ」の菅谷 正です!
(写真奥の列の右から3番目が私です。その左が弊社の社長であり父です)
東京・足立区に工場を構えるマーヤですが、今回「足立ブランド企業」として認定されました!
足立ブランド?
“大きく変動する経済社会の中で「品質、納期、コスト」の厳しい要請に即応しつつ、技術と製品を磨き上げMade in Japanを支えてきた足立の町工場群。その中でも卓越した技術と優れた対応力を持つ工場を「足立ブランド」として認定しています。”
というもの。(足立ブランドホームページより)
厚物から薄物までオールアイテム対応できる技術力と、「細メロー」を代表とする確かな縫製技術が評価されたことに加え、都内の立地を生かして、ブランド側のデザイナーやパタンナーと密に連携を取ること話せることで、数々の有名ブランドから高い信頼を得ていることが評価されました。
とてもありがたいお話です。
細メロー?
「細メロー」というのは、「メローロック」とも呼ばれます。生地の端がほつれてこないようにミシンで始末することを「ロック」と言いますが、私たちが得意とするのは、このロック始末の中でも「メローロック」です。通常のロック始末よりも幅が狭く、縫い上げるのは簡単ではありません。ですが、マーヤの職人はいとも簡単に1枚の生地を縫い上げます。
このメローロックは、ファクトリエさんで販売しているマーヤのブラウスでももちろん加工させていただいています!

▼この商品はこちら
https://factelier.com/products/detail.php?product_id=12701
ファクトリエさんに取材していただいた工場紹介ページもぜひご覧ください!
▼工場紹介ページはこちら
https://factelier.com/factory/marya/

2018年のファクトリエ主催「工場サミット」で出会った工場の次世代メンバーと語り合ったこと
昨年開催された「工場サミット2018」の工場の次世代を担う若手同士のトークセッション。一緒に登壇させていただいた、新潟県五泉市のニット工場「フォルツニット」の斉藤さん、大阪の婦人靴工場「インターナショナルシューズ」の上田さんとこんな会話をしました。
「海外や異業種の仕事、そして自社ブランドを立ち上げることもそうだけど、僕らって従来と同じことしていたら、工場を守っていけなくなるかもしれない。」
これまでのOEM(ブランドからの受託生産)だけでなく、工場をもっとオープンにして、正々堂々と適正な価格交渉や情報を発信すること。その結果、しっかりと認知される、応援してもらえる、そして信頼してもらえる。
そんな想いがふつふつと高まったのを覚えています。
今回の「足立ブランド」は、高まったそんな気持ちが少し形になったもの。
まずは地元からの挑戦です。
岡山のジーンズや新潟県五泉市のニットは、地の利を生かして産地をブランド化して街全体として取り組むことによって、大きな強みになっているのは確かです。
大切にしていきたい考えは、
「洋服を“日本で”作る」でもなく、「東京で」でもない。
しっかりと「マーヤで作る」という意味をしっかりと伝えていきたい。
そんな気持ちで、今後は行政とも連携しながら挑戦を続けていきたいと思います。
マーヤ
菅谷 正