コンシェルジュ内藤さんのプレミアムリジッドジーンズの話

こんにちは。駆け出しエンジニアの木下です。

先日、名古屋の星が丘テラス店に行ったときに、スタッフの内藤さんとファクトリエの「プレミアムリジッドジーンズ」の話になりました。
この写真の右側が新品のもの、左側が内藤さんが穿いているもの(同じ商品)です。

▼プレミアムリジッドジーンズはとちら
https://factelier.com/products/11112.html

「リジッドジーンズ」とは、製品にする際に、一度も洗いにかけていないジーンズのこと。「生デニム」とも呼ばれます。ほとんどのジーンズは一度洗いにかけたものを製品として販売されるのですが、リジッドジーンズはそうではないため、まっさらな状態から色落ちを楽しめます。ただ一方で、一緒に着る洋服や洗濯で気を使うので、通好みの一本です。私にとってはちょっと大変そうだなということで敬遠していたのですが、内藤さんの話を聞いたらなんだか欲しくなってきます。ぜひ、みなさんも欲しくなってください(笑)。


-どうして、内藤さんはこのジーンズを買ったんですか?

脚ってすごく個性があるんです。だから、穿けるもの穿けないものがあります。僕の場合は、腰回りの骨格が大きめだから、細身のシルエットのものが履けなかったんです。でも、体系自体は細めだからパンツも細身のものを穿きたいと思っていて、そしてちょうどこのリジッドジーンズは、裾口が狭めで細く見えるけれど、ヒップとモモ周りは少しゆったりしていてシルエットが綺麗に穿けるパンツでした。
“買ったのがリジッドジーンズだから”という理由ではないんですけど、結果的に色落ちもとても楽しんでいます。


-確かに!色落ちの具合がとってもかっこいいですね!どれくらい穿き込んでるんですか?

2年くらいですね。

ジーンズはもともと労働服として生まれたものでもあるので、ちょっと言葉が悪いんですけど、痛めつけるように穿きます。
具体的には、買ったばかりの時は、2~3ヶ月は洗わずに穿き続けます。週に3~4回は穿いていました。そして、週1回の頻度で裏返して天日干し。時々消臭剤もかけます。この期間は、水には絶対につけません。
こうやって最初の期間を洗わずに穿き込むことで、穿いていくうちにジーンズにストレスがかかったところが顕著に色落ちしてくれるんです。

僕の場合は、太もものところが特に色落ちしています。どうしてかというと、僕の癖で座っているときに太ももを無意識に擦っていたんです。買ったばかりの時、まだ一度も洗っていない期間に穿いていたときに、ふと自分の手を見たら真っ青になっていて。
「あれ、僕体調悪いのかな?」と思ったのですが、ジーンズの藍色がついていただけでした。(笑)

僕の場合は少し特殊ですが、こんな感じで穿く人の個性が色落ちしたジーンズに出てくるのは面白いなあと感じます。


-面白いですね~!ちなみに、1回洗ったら、ジーンズの藍色はもう付かなくなるんですか?

はい、付かなくなりました。一緒に着るシャツやスニーカーにも付かないです!あ、言い忘れたのですが、洗う前の状態だと、シャツやスニーカーにもジーンズの色が移るので注意が必要です。
シャツはちょっと付いた藍色は洗ったら落ちましたが、スニーカーは落ちないかもしれないです。

ここが少し気を使うところなので、買ったらすぐ洗ってしまうという方もいらっしゃいます。穿く前に洗うと、全体的に均等にフワーッと色落ちする感じです。もちろんこれでも、一般的なワンウォッシュのジーンズに比べると色落ちの度合いは大きいのですが、僕としてのオススメは、最初に穿き込んでから洗ってみる楽しさを味わっていただきたいと思います。


-洗うときは、このジーンズだけで洗うほうがいいですか?

僕は横着なところがあるので、他のジーンズやネイビーの洋服と一緒に洗いました。この前クリーニング屋さんに聞いて面白かったのが、ジーンズを洗うときに“塩”を入れることがあるっていうんですけど、あれば水温を低くして、脱色を最小限に抑えるためなんですって!氷を入れたりもするみたいです。なので、色の濃さを保ちたいなら、冷やした水を使うことがおすすめです。


-どうでもいいんですけど、僕の実家ではお風呂のお湯を洗濯に使うことがよくあって。それをやっちゃうとよくないんですかね?

皮脂汚れを落とすという意味では、お湯を使うのはとても効果があります。そしてもちろん、ジーンズの色については、温かいお湯を使うとより色落ちします。なので、色落ちの度合いを強くして淡い色にしたいと思ったら温かいお湯を使うのはありですが、そうでなかったら、やめておいたほうが安全です。


-そのほかに、洗うときに気をつけたほうがいいことってありますか?

そうですね。洗い方のコツとしては、「裏返す」ということです。裏返して洗うと色がたくさん落ちすぎず、穿いているなかで落ちやすくなったところが落ちて濃淡が目立ってくれます。また、裏返したまま干すと日焼けもしないので良いです。

それと、リジッドジーンズは洗うと縮むということです。
僕の場合は、最初の洗濯で股下が4cmほど縮みました。洗濯や乾燥の条件によって縮む幅は異なるので少し難しいのですが、洗う前に穿き込みたい場合は、おおよその縮み幅を残して裾上げをして穿き込む。最初に洗ってから穿く場合は、洗った後に裾上げをするのがおすすめです。

ちなみに、ウエストの縮みは新品の状態できつくなければ、そこまで考慮しなくても大丈夫だと思います。なぜなら、ジーンズは穿いたら伸びるからです。
僕の場合は、洗ったらウエストは3cm縮みましたが、穿いていて2cm伸びたので、結果1cm縮んだくらいでした。


-そうなんですね。意外と簡単そうで安心しました!他にも気に入ってるところってありますか?

これはかなり珍しいんですけど、脚の内側の縫製がよくあるロックミシンではなくて、折り伏せ縫いをしているんです。ロックミシンだと糸が表に出ているんですが、折り伏せ縫いだと生地の端が折り込まれている。だから、丈夫で肌当たりも気にならないんです。僕はよくロールアップして穿くので、ロック仕上げだと穿きこむうちに糸が切れてほつれてきちゃうんですが、このジーンズはそれがないので見た目にも上品ですね!


-なるほど!裏側のこだわりはこんな形で良いところがあるんですね!内藤さん、いろいろと教えていただき、ありがとうございました!!

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