【名古屋イベントレポート】インターナショナルシューズ上田さんのレディースシューズのお話と革小物づくり体験

こんにちは!ファクトリエ名古屋星が丘テラス店の上泉です。

ずいぶん暖かくなってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしですか?

今回レポートする革小物づくり体験イベントは、名古屋店が入っている「星が丘テラス」主催で開催された「星が丘マルシェ」に合わせて実施いたしました!
開催が4月末だったので、レポートが少し間が空いてますね(笑)


出店数100以上! さまざまな体験を味わえる「星が丘マルシェ」

星が丘エリアにて初となる大型マルシェ「星が丘マルシェ」。出店数は約80店舗!(の予定でしたが、当日100店舗以上になっていたようです!)素敵なモノやコトを通して、さまざまな体験を味わえる1日です。

星が丘テラスの関係者の方々
私も含め、関係者皆が朝からわくわくしていました♪
ファクトリエの前にもパン屋さんが出店していたり・・・天候にも恵まれ、にぎやか♪

この特別な1日にお招きしたのが、ファクトリエで婦人靴を作っていただいているインターナショナルシューズの上田さん。靴づくりのこだわりやお手入れの方法などを学べるワークショップを開催していただきました。

今回は特別な日ということで、1日に3回開催しました~

参加者の皆様をお迎えする準備万端!笑顔の上田さん

よい履き心地を実現させる、目に見えない2つのこだわり

「今日のアトリエ」をご覧いただいている皆様の中には、上田さんのことをご存知の方も多いと思います。上田さんは、大阪府の皮革産業の町・浪速区に工場を構え、60年以上の歴史を持つ婦人靴工場「インターナショナルシューズ」の3代目。先月はブログを書いてくださいました。https://kyo-no-atelier.com/4813/

イベントのはじまり~
靴をつくるときに重要な「木型」
上質な革の見極め方
お手入れ講座

インターナショナルシューズのこだわりは、見えないところにも良い材料を使うこと。

表から見えないどの部分にこだわっているのかについてお聞きしました。


1点目:靴の底の芯材

上田さんから皆様に質問。

「靴の底はものすごく硬いのですが、それは中に何が入っているからでしょうか?」

参加者の方々「硬いですね・・・」
こちらは裏側からみたところ。実際は金具は中に入れ込まれていて、見えません。

正解は「鉄パイプ」!

手で曲げることのできない、非常に強度の高いものです。靴に使うことのできる金属で一番硬いものを使用しているのだそう。このような強度の高いものを使うことによって、履いた時に体重がかかっても曲がらず、安定感のある靴に仕上げることが出来ます。


2点目:かかとに秘密が!

ベージュの芯材。この素材、実はレザーカウンターと呼ばれる「革」なんです。

こちらの画像はわかり易くするため、外側に芯材を沿わせていますが、実際は内側の見えない部分に使用されています。

かかと部分に一般的に使われている素材の代表として、プラスチックがあります。プラスチックと革の芯材を比べると、プラスチックの方が手軽に使えて、コストは3分の1、製造工程も3分の1・・・

プラスチックの方が良い事ばかりだと思うかもしれませんが、「履き心地」は大違い。よい履き心地を実現させるために、コストも製造工程も3倍もかかる革の芯材を使われているんです。


靴擦れ問題も解消!

女性のあるある、「靴擦れ問題」。これは、革の芯材なら起こらない、もしくは起こりにくいと言えます。なぜなら、革は履いた人のかかとの形に馴染んでくるからです。

反対にプラスチック素材は硬く、形状変化が起きないため、かかとの形に馴染むことはありません。靴のかかとに合う形かどうかは、試着程度の短時間では分からず、長時間かけて分かるもの。合わない場合、靴擦れが起きます。

実際私は、ファクトリエbyインターナショナルシューズのショートブーツとローファーを愛用しているのですが、ショートブーツはヒールが7センチと高さがあるにもかかわらず、安定感があり、ブーツもローファーも靴擦れが起きたことは一度もありません。

見た目はもちろんのこと、履きたくなる靴で一番重要なのは「履き心地」です! インターナショナルシューズは見えないところにこだわることで信頼を得ているのだと、お話を聞いて納得しました。


ワークショップで革小物づくり

今回はコースターづくりとペンケースづくりを行いました。
まずはコースターづくり。お好みの革を選んで・・・

コバ(革の側面)を塗ります
円形のフチにぐるりと穴を空けて行きます
その穴に糸を通して行きます
皆様、集中していますね
完成です~♪
ローファーと同素材のレザーコースター!素敵です☆

続いて、ペンケースづくり

手前の二人はファクトリエのスタッフ。真剣です。
初対面でも和気あいあい^^

こちらの女性お三方は、皆様インターナショナルシューズをご愛用です! 男性の方は、2月の私のブログにてお伝えした、ファクトリエのタオルをおすすめしてくださったお客様です。

完成です~~♪

作り手と使い手の想いがつながって生まれるものがたり

履いたことがある方ならお分かりになる履き心地の良さは、見えないところにこだわるからこそ叶えられるもの。それは使い手を想うからこそ実現したものです。

「ファクトリエ by インターナショナルシューズ」として販売している「ブーツ」と「ローファー」を、計4足お持ちのお客様がいらっしゃいます。

最後にその方からいただいたメッセージをご紹介したいと思います!

『ショートブーツのつま先のアールと反り具合が物凄く芸術的だと思って常々見惚れているのですが、木型も芸術的な形状だったので、それは当然かと思いつつ感心しておりました。デザインと履き心地の両面で履きたい!と思う靴を作ってくださるインターナショナルシューズさんには感謝しかありません。人生における靴の満足度が、これまでとは全く違います』

こちらのメッセージを掲載してもいいかどうかをお伺いした際、「どなたかの目に留まってインターナショナルシューズさんの靴と出会うきっかけとなれたらいいなと思います」と快くOKをいただきました。

こんなにも私たちの靴を愛してくださっているなんて、とても幸せです。

まだ体感したことのない方は、是非店頭にてご試着くださいませ。きっとワードローブに加えたくなってしまいますよ。

▼ビットローファーhttps://factelier.com/products/detail.php?product_id=12681

▼一枚革仕立てショートブーツhttps://factelier.com/products/detail.php?product_id=12224

▼一枚革仕立て防水ショートブーツhttps://factelier.com/products/detail.php?product_id=12717

ペニーローファーhttps://factelier.com/products/detail.php?product_id=12679

#タグ

関連の記事

Follow Me!